2018年2月4日日曜日

千島海溝超巨大地震 考




2017年12月19日、M8,8以上の超巨大地震が30年以内に
千島海溝で発生するという、政府の地震調査研究推進本部による
発表がありました、、、
かなり切迫性の高い発表のようです
今回これを観ていきます


そのまえに
江戸時代に発生した 慶長三陸地震について考えます
産業技術総合研究所が2012年5月に慶長三陸地震について発表しています
『十勝・根室沖を震源とするM8,9以上の巨大地震』とした発表です
今頃、何故、慶長三陸地震なのでしょう

それ以前にも、この地震については、
北海道大学特任教授の平川一臣氏が2012年1月26日に発行された
雑誌『科学』のなかで、大津波の堆積物が広範にわたっており、
地域で云えば色丹~三陸南部にまで及ぶことから、
次のような説を発表しております

『震源地は三陸より北の千島海溝付近であり、最初に発生したものが
連動して引き起こしたのが、慶長三陸地震なのではないだろうか』
という発表です


また、手元で使用している2008年版『理科年表』には、
慶長三陸地震前後の様相を以下のように説明しております、、、、

1605年2月3日
江戸、慶長の時代、「慶長地震」が発生、震源については
北緯33,5東経138,5  M7,9クラス と、
北緯33,0東経134,9  M7,9クラス と2つに位置がずれこんでいます
被災は関西圏より九州地方におよぶ災害です
ほどなく、
1611年12月2日
「慶長三陸地震」が発生しております
北緯39,0東経144,4 で、M8,1クラス の発生となっております

発表する学術組織がかわると、地震規模についても、
震源域についても差異は出てくるわけです


それを認識したうえで、今回、平川教授の発表した2012年1月26日、
学術雑誌に載せた説をもとに、次はいつごろに、千島海溝での
超巨大地震が発生するのかを、考察していきます


昨年、2017年5月にも北大の谷岡勇市郎教授のグループによる調査発表で、
『慶長三陸地震については、今日まで知られているM8クラスとしての
認識とは異なり、M9以上の超巨大地震ではないか』との、
発表をしている不明点が多い地震であるようです


が来れば、何が正しいのか否かは、が教えてくれるのですから、
には待つことも大切です

今回は、平川教授の説を引用しながら、慶長三陸地震と千島海溝地震の
関係性を追求してしていきたいと存じます



【地震の相関関係】

慶長地震と慶長三陸地震

慶長地震の発生は1605年2月3日で、慶長三陸地震は1611年12月2日
となります

慶長地震~1605年2月3日・・・2数年8数月

1605年   2月  (年月共に前年辰・前月丑です)

1 6 8   7 3 5
9 2 4   6 8 1
5 7 3   2 4 9

X3・X8   X2・X5   ▲5

と、なっています
つぎに

慶長三陸地震~1611年12月2日・・・9数年9数月

1611年   12月  (11月節です)

8 4 6   8 4 6
7 9 2   7 9 2
3 5 1   3 5 1   

X4・X8   X4
    
と、なっています
こんどはこの二つの地震の陰数理をみます

慶長地震陰数理年月

年      月
8 4 6   2 7 9
7 9 2   1 3 5
3 5 1   6 8 4

X4・X1   X1・X9   ▲7

と、なります

慶長三陸地震陰数理年月

年      月
1 6 8   1 6 8
9 2 4   9 2 4
5 7 3   5 7 3

X1・X8   X6・X8   

と、なります

ここでは、二つの地震につながりはあるのか、、、みていきます
発生時間差は程ないモノですから、慶長地震の月波動を観ます
震害がありますから、陰数理波動を観ます

1605・01~1605・03  3丑・3丑
1605・04~1605・06  4寅・2子
1605・07~1605・09  5卯・1亥
1605・10~1605・12  6辰・9戌
1606・01~1606・03  7巳・8酉
1606・04~1606・06  8午・7申
1606・07~1606・09  9未・6未
1606・10~1606・12  1申・5午
1607・01~1607・03  2酉・4巳
1607・04~1607・06  3戌・3辰
1607・07~1607・09  4亥・2卯
1607・10~1607・12  5子・1寅
1608・01~1608・03  6丑・9丑
1608・04~1608・06  7寅・8子
1608・07~1608・09  8卯・7亥
1608・10~1608・12  9辰・6戌
1609・01~1609・03  1巳・5酉
1609・04~1609・06  2午・4申
1609・07~1609・09  3未・3未
1609・10~1609・12  4申・2午
1610・01~1610・03  5酉・1巳
1610・04~1610・06  6戌・9辰
1610・07~1610・09  7亥・8卯
1610・10~1610・12  8子・7寅
1611・01~1611・03  9丑・6丑
1611・04~1611・06  1寅・5子
1611・07~1611・09  2卯・4亥
1611・10~1611・12  3辰・3戌

となっています

波動から観ますと、2つの地震の震源はかけ離れおりますが、
深層では「一体の数理形態」ですから、「源泉が同一」なのか、
または、呼び水となる「伏線が貫通していた」のかです

おなじく

慶長三陸地震が遠く千島海溝で発生する震源と離れていても
深層では一体の数理形態であるとか、同一源泉を有していたり、
または、呼び水となる伏線が貫通しているのではないだろうか、、、、、

その場合

今度は千島海溝地震の発生が、関東地方を強襲する
第二関東大震災の発生を促すことに、ならないだろうか、、、
ここに、行って帰っての「振子現象」からの巨大化が促される
ことにつながらないか、、、


前回には、慶長三陸地震の発生後、関東では10年~20年ほどの間に
記録に残る直下型地震が数回発生しております
これが一度期に発生しないのか、、、
関東は既に時間がきているわけですから、危惧しすぎるということは
ないわけです


慶長三陸地震と千島海溝地震

ここでの考察については、慶長三陸地震と千島海溝地震とが、
・同一の震源を抱えているとか、
・深層源泉が同じとか、
・呼び水としての伏線を有している他、もろもろの観点です

その場合、慶長三陸地震波動のなかにヒントが隠れていると推察し、
これを探っていきます

慶長三陸地震は「特殊波動」が働きますから、その中から2種類を観ていきます
また、遠方ですから震害は感じないレベルの場合もあるでしょう
よって、陽数理波動、陰数理波動、どちらからも観ていきます
2種4波動となります

はじめに

・東日本大震災当時に、慶長三陸地震波動はどのように展開していたのでしょう
  この地震波動を観ながら分析していきます

・また、慶長三陸地震が千島海溝地震とつながるならば、その展開された
  地震波動の中に、次なる千島海溝地震が身を潜めていることになります
  いったい、いつ千島海溝超巨大地震は発生するのか


これらの問題点を、慶長三陸地震波動から鑑みます


〈特殊波動2数〉

1 6 8   8 4 6
9 2 4   7 9 2
5 7 3   3 5 1

X1・X8   X4・X8   ▲6

1611~1616  2亥・2亥
1617~1622  3子・1戌
1623~1628  4丑・9酉
1629~1634  5寅・8申
・・・
・・・
・・・
1773~1778  2寅・2申
1779~1784  3卯・1未
・・・
・・・
1881~1886  2申・2寅
1887~1892  3酉・1丑
・・・
・・・
1989~1994  2寅・2申
1995~2000  3卯・1未
2001~2006  4辰・9午
2007~2012  5巳・8巳
2013~2018  6午・7辰
2019~2024  7未・6卯
2025~2030  8申・5寅
2031~2036  9酉・4丑
・・・

となります

東日本大震災当時は、波動数5数巳・8数巳となります
波動が示すのは、地殻変動、地殻移動など列島の基盤変化です
波動数自体は、危険期ですが、2011年3月期の発生にはそぐわない
慶長三陸地震エネルギーはそのまま充てんされたままです


〈特殊波動6数〉

5 1 3   8 4 6
4 6 8   7 9 2
9 2 7   3 5 1

X5・X7   X4・X8   ▲1

1611~1616  6亥・6亥
1617~1622  7子・5戌
1623~1628  8丑・4酉
1629~1634  9寅・3申
・・・
・・・
・・・
1719~1724  6巳・6巳
1725~1730  7午・5辰
1731~1736  8未・4卯
1737~1742  9申・3寅
・・・
・・・
・・・
1827~1832  6亥・6亥
1833~1838  7子・5戌
1839~1844  8丑・4酉
1845~1850  9寅・3申
・・・
・・・
・・・
1935~1940  6巳・6巳
1941~1946  7午・5辰
1947~1952  8未・4卯
1953~1958  9申・3寅
・・・
・・・
1995~2000  7卯・5未
2001~2006  8辰・4午
2007~2012  9巳・3巳
2013~2018  1午・2辰
2019~2024  2未・1卯
2025~2030  3申・9寅
2031~2036  4酉・8丑
・・・

となります

2011年には、波動数9数巳・3数巳です、D場で9・3であり、
D場9・G場3でもあります
地殻変動が列島深層部で活発化しております
直接、地震発生の起動力はこの時期にはありませんでした


つぎに陰数理波動

〈特殊波動9〉

8 4 6   1 6 8
7 9 2   9 2 4
3 5 1   5 7 3

X4・X8   X1・X8   ▲6

1611~1619  9亥・9亥
1620~1628  8戌・1子
1629~1637  7酉・2丑
1638~1646  6申・3寅
・・・
・・・
・・・
1719~1727  6亥・3亥
1728~1736  5戌・4子
1737~1745  4酉・5丑
1746~1754  3申・6寅
・・・
・・・
・・・
1827~1835  3亥・6亥
1836~1844  2戌・7子
1845~1853  1酉・8丑
1854~1862  9申・9寅
・・・
・・・
・・・
1935~1943  9亥・9亥
1944~1952  8戌・1子
1953~1961  7酉・2丑
1962~1970  6申・3寅
1971~1979  5未・4卯
1980~1988  4午・5辰
1989~1997  3巳・6巳
1998~2006  2辰・7午
2007~2015  1卯・8未
2016~2024  9寅・9申
2025~2033  8丑・1酉
・・・

となります

この時間帯、1数卯・8数未には、東日本大震災に通じやすい数理があります
わずかな違いです、水流はさらに増え続けたかもしれません
が、陽数理波動は東日本の条件とは異なります、一体として観た場合、不発です
慶長三陸地震エネルギーはそのままです


〈特殊波動6〉

5 1 3   1 6 8
4 6 8   9 2 4
9 2 7   5 7 3

X5・X7   X1・X8   ▲3

1611~1616  6亥・6亥
1617~1622  5戌・7子
1623~1628  4酉・8丑
1629~1634  3申・9寅
・・・
・・・
・・・
1719~1724  6巳・6巳
1725~1730  5辰・7午
1731~1736  4卯・8未
1737~1742  3寅・9申
・・・
・・・
・・・
1827~1832  6亥・6亥
1833~1838  5戌・7子
1839~1844  4酉・8丑
1845~1850  3申・9寅
・・・
・・・
・・・
1935~1940  6巳・6巳
1941~1946  5辰・7午
1947~1952  4卯・8未
1953~1958  3寅・9申
・・・
・・・
・・・
1989~1994  6申・6寅
1995~2000  5未・7卯
2001~2006  4午・8辰
2007~2012  3巳・9巳
2013~2018  2辰・1午
2019~2024  1卯・2未
2025~2030  9寅・3申
2031~2036  8丑・4酉
・・・

となります

2011年、波動数は3数巳・9数巳となります
東日本大震災とは異なる質感です
波動としては非常にきわどい危険期です
数質としては東日本に共鳴するところもありますが、場が異なる
さらに、陽数理波動と一体としてみた場合、ちぐはぐです

ただ、共鳴に近い現象はあったかもしれません
それだけ周辺の地震群を引き寄せるだけのエネルギーがある震災
だったのでしょう、、、、、慶長三陸地震エネルギーは充てんされております

ここまで

慶長三陸地震の今日までの波動数理より、東日本大震災当時を振り返りました
続けて、この波動数理の今後の展開より、千島海溝超巨大地震の今後を推測すると

その発生時間帯は、2025年~2030年までの、可能性が高いことを
慶長三陸地震波動は、知らせているようです
この場合、慶長三陸地震の単一での発生も視野に入れる必要があります


以上、
http://www.japanesephilosophyculture.jp/


あとがき
  条件が変わると現象の読みも変わってきます
  不明の課題について仮定をつけ、条件をつけ考察してみました
  「もし」、「たとえば」、「かりに」、と云うような仮定より、仮説も産まれるし、
  失敗を恐れず進むための創造エネルギーでしょうか
  


2018・2・11 ~ 補足
2018・2・13 ~ 補足